早漏は適切な治療で改善できる

「早漏」と聞くと、ドキッとする男性は少なくないと思います。
「早漏は性交にとって致命傷」そう考えている人もいるでしょう。

しかし深刻になりすぎないでください。
というのも、この手の性の悩みは悪徳業者につけこまれやすく、大金をむしり取られる危険があるからです。ネットでも怪しげな「早漏予防ビジネス」が横行しています。

「自分は早漏かもしれない」「早漏に違いない」と思っている方は、まずは確かな情報を集め、そしてきちんとした治療を受けるようにしてください。

「早漏は恥ずかしい」と思う必要はない

まず、「早漏の定義はあいまいである」ということを知っておいてください。
・膣に挿入してから数十秒で射精した
・10分ぐらいで射精した
・女性がオーガズムを感じる前に射精した

これらはすべて、世の中で「早漏と言われている症状」です。つまり早漏の定義はとてもあやふやなのです。

特に3番目の定義によれば、仮に膣挿入から30分後に射精しても「早漏」と認定されてしまうことになります。それはもはや早漏でもなんでもなく、単なる「拷問」です。

さらにやっかいなのは、「自分自身の勝手な早漏の定義」です。

アダルトビデオをよく見ている男性に多いのですが、男優が長時間挿入し続けても射精しないことから、「それに比べると自分は早漏だ」と感じてしまうのです。

一般男性が、性交のプロと比べても仕方ありません。
彼らは特別な訓練を積んでいるのです。

「早漏は男として恥ずかしい」という考え方は、セックス産業の人たちが男性たちの危機感をあおって儲けようと編み出したキャッチコピーです。だまされないようにしてください。

ただ、治療に取り組まなければならない早漏もあります。
それは、最初の早漏の定義「膣に挿入してから数十秒で射精した」です。

早漏の原因

性交経験が乏しい20~30代の男性が、ペニスを膣に挿入してから数十秒で射精してしまっても、それは深刻に考えないでいいでしょう。
回数を積めば、次第に持続力がついてきます。

問題は、ある程度経験豊かな人が挿入から数十秒で射精してしまう場合です。
治療を検討したほうがいいかもしれません。

早漏の原因には、次のものがあります。

包茎による早漏
包茎の人は、日常の状態で常にペニスの先(亀頭)が包皮に守られているので、性交時の刺激が強くなってしまい、早漏してしまうのです。

加齢による早漏
射精までの時間はペニスの筋肉によってある程度コントロールできるのですが、加齢によってその筋肉が緩むと早漏してしまいます。

ストレス性の早漏
過度なストレスを受けることで射精のコントルールがうまくいかない状態です。

早漏の治療

早漏の治療は専門のクリニックで行うことをおすすめします。
クリニックでは、次のような治療が行われます。

注射による治療
ペニスに注射器を使って特殊な薬剤を注入し、ペニス周辺の神経が刺激に対して鈍感になるようにします。

包皮小帯切除術
ペニスの裏側にある小帯と呼ばれる部分を切除します。これも感覚を鈍らせて持続力を高める方法です。

包茎手術
仮性包茎や真性包茎の人の包皮を切除します。こうすることで常に亀頭部分が外部にさらされることになり、ペニスが刺激に強くなります。

飲み薬「プリリジー」を飲む
プリリジーは飲む早漏治療薬です。性交の1~3時間前に飲むだけで持続力の向上が期待できます。
薬の効果は飲んだ1時間後から5~6時間持続します。

セマンズ法
セマンズ法は、早漏の男性とそのパートナーが、営みを通じて行う治療法です。
まずは勃起したペニスを女性器に挿入して、通常通りの動きをします。
そして射精しそうになる直前に動きを止めて射精感が治まるのを待ちます。
射精感が治まったらまた動き始め、再び射精しそうになる前に止めます。
これを繰り返すことで、性的刺激に鈍感になっていきます。
ただこれはパートナーの協力が必要になりますので、2人の間でしっかり話し合う必要があります。

ストレスを取り除く
ストレスによる早漏の人は、まずはストレスを取り除きましょう。

病気の治療ではありません

早漏は病気ではありません。
勃起して射精ができているので、性交としては成立しています。

ただ挿入から射精までの時間が短いと、男女ともに性交の楽しみが減ってしまいます。
早漏治療は「病気の治療ではない。

性交をより深く楽しむために受ける」と割り切って取り組んでください。